ファミコンミニハ今度コソゲイムノ救世主ニナリエルカ?トイウソボクナギモン
来月に発売されるファミコンクラシックミニ
ですが、どの層に向けての商品として任天堂が考えているのかは非常に興味深いお話だと思います。おそらく大半の人はその名前の通り“クラシック”なユーザを目当てに見込んでいるのだと思います。
けれど本当に今ファミコンに触れてほしいのは、昔のゲーマーではなくて現在進行形の“スマホ”ユーザーなんじゃないかと思う。
少し数字のお話をすると昨年度と比較してアジア圏のゲーム市場は約9%の伸びを見せている。全世界でのゲーム市場も前年比25%の売り上げ増という数字が出ていて、全体だと8兆円規模のマーケット。で、そのうちの1兆3千億円ほどが国内での市場ということになるらしい。
2014年度の国内シェアが役1兆2000億円で2015年度が1兆3600億円。対比だと役13%の伸びがあってそのうちのダウンロードコンテンツが9900億円。ハード、ソフト販売は3600億円程なのでいかにスマホユーザーが課金をしているかがよくわかる。
ちなみに国内での“家庭用”ゲーム機の実績は7年連続でマイナスが続いている。
スマホゲームは『お手軽』で家庭用ゲームは『煩わしい』ということにどうやらなるらしい。
ここで言う“煩わしい”はロード時間、起動時間、過度なグラフィックや演出ムービー、複雑な操作性なんてところになるんだろう。
それらが良いとか悪いとかには大いに議論の余地を残すところではあるけれど、そういったものを全部取り払ったらやっぱりファミコンに戻ってきてしまった。ということなんだろう。
今のオトナたちが初めてゲームに触れたのはファミコンでひょっとしたら、あの頃のドキドキやワクワクに触れてほしいなんて想いもあるんだろうか?ファミコンクラシックはひょっとしたら、あの頃の懐かしいだけではなくてゲームの新しい未来を見つけるためのアイテムの一つになるんじゃないかと思う
携帯機ではなくてモニターの前でみんなでシェアしたあの気持ちをもう一度見つけられたら新しい何かが生まれるのかもしれない。
今日はこちらからは以上です。