ナニモノニモナレルキミニオクル金メダル
映画『金メダル男』と『何者』
を見ました。僕はネタバレ推進派なのでネタバレしつつレビューしようと思います。
なので先に言っておきますけどネタバレ注意です。
まずは金メダル男です。
脚本・主演・監督はウッチャンナンチャンの内村光良さん。自身の監督作品としては3作目となる本作は、子どもの頃にもらった金メダルと一等賞に取りつかれた秋田泉一の半生を振り返るドキュメンタリーみたいな人間ドラマだ。
壮年期を本人が、青年期はHey!say!Jumpの知念侑李が演じている。
金メダルに取りつかれた男の子秋田泉一は特別ではなくて多分どんな土地のどんな町のどんな学校にでもいるような男の子だけどきっと何かを持っているのだろう節目節目で特別な何かを手に入れる。
一等賞とはなんなのかとかそういう哲学的なことでは無くて、おそらくこのお話は何かを伝えたいとか、知ってほしいではなくてこういう人間の物語を撮りたかったんだろうしきっと今の内村光良にしか撮れない作品なんだと思う。
とにかく全編に優しさが満ちている作品なので見て欲しい作品ですね。
キャストも何気に豪華!
次いで朝井リョウ原作の『何者』
名作の呼び声高い『桐島、部活やめるってよ』の原作朝井リョウの同名小説をもとに劇作家の三浦大輔が脚本、監督を務めた作品。また劇中音楽を中田ヤスタカが手掛けることや主演キャストに佐藤健、有村架純、菅田将暉、二階堂ふみ等人気俳優を揃え、山田孝之、岡田将生が脇を固め公開前から話題を集めていた作品。
>>御山大学演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活はしないと宣言し、就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた22歳の大学生5人は、理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる。海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺などのさまざまなツールを駆使して就活に臨み、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励む。SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯し、人間関係は徐々に変化していく。やがて内定をもらった「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬みや本音が露になり、ようやく彼らは自分を見つめ直す。
というのがあらすじです。就活(=就職活動)に嘆き苦しむ学生たちの苦悩や葛藤を描きながら最後にある、どんでん返しというかネタバレにはおそらく誰もが驚くであろう作品。
正直、最後の展開の前までは、うすらさむーい淡々として、かつなんとなくな薄気味の悪さすら残る展開なんですけど、前述のラストの展開でこれがまぁ効いてくる効いてくる。この薄気味の悪さをも狙っていたとしたら本当に怪作ですよ。佐藤健筆頭に有村架純、菅田将暉と旬でかつ実力派の演技も素晴らしい。この作品おすすめです
今日はこちらからは以上です。